薄毛の治療薬について解説します

AGA(男性型脱毛症)は主に男性にあらわれる薄毛の症状で、
男性ホルモンが関係しています。

 

ジヒドロテストステロン(DTH)とよばれる男性ホルモンが、
毛髪を生みだす毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体に結合し、
髪の成長が妨げられた状態です。

 

髪の毛がだんだん細く弱々しくなり、成長しないまま抜けてしまいます。
30代男性の約10%、60代男性の50%にみられるというデータがあります。

 

AGAでもまだ毛根が残っている状態ならば
病院で治療を受けて治せる見込みがあるので、早めに相談しましょう。

 

病院では主に、飲み薬と塗り薬を用いた治療が行われます。
AGA患者に処方されることが多い2つの代表的な治療薬について、解説します。

 

飲み薬「フィナステリド(プロペシア)」はどんな薬?

薄毛の症状がある男性でAGAと診断された人に、
よく処方される治療薬です。

 

2005年に万有製薬が発売を開始。
現在も薄毛治療薬の主流の座にあります。
「フィナステリド」は成分名、「プロペシア」は商品名です。

 

この薬はAGAを引き起こす男性ホルモン
「ジヒドロテストステロン」の生成を抑える働きがあり、
それによって薄毛の改善を見こむものです。

 

もとは前立腺肥大症の治療薬だったのですが、
この薬を服用したら髪が生えるようになったという前立腺肥大の患者の声がきっかけとなり、
薄毛治療に使われるようになりました。

 

もちろん改めて効果の研究・検証が行われ、
薄毛治療薬として製品化されたものです。
2015年4月からは、プロペシアのジェネリック薬として「ファイザー」も発売されています。

 

効果があらわれるまでには6ヶ月くらいの服用が必要です。
ただし、ここでいう効果とは主に、「薄毛の進行をくい止める」ことです。

 

発毛力の回復という効果もある程度はあるようですが、
今ある髪の毛が細く弱々しくなったり抜けてしまうのをくい止めるのが主な効果です。

 

なお、女性には効果が認められないので処方されることはまずありません。

 

購入したい場合は、AGA専門病院や内科、
皮膚科で医師の診察を受けて処方箋を出してもらいましょう。

 

インターネットでも購入できるようですが、
診察も受けずに勝手な判断で服用するのはよくありません。

 

副作用としては、性欲減退、勃起不全、
精子の数が減るなどの男性機能低下の可能性があります。

 

また、前立腺の検査数値が低くでる傾向があるので、
検査時にはこの薬を服用していることを申告する必要があります。

 

液体塗り薬「ミノキシジル(リアップ)」はどんな薬?

AGAのなかでもO型の人
(頭のてっぺんから薄毛が進行しているタイプ)によく処方される治療薬です。

 

「ミノキシジル」が成分名、「リアップ」が商品名です。
大正製薬が1999年に発売しました。

 

現在はさらに研究開発が進んでおり、
最新版は「リアップX5」として販売されています。

 

O型のAGAをひきおこす主な原因は、血行不良。
ミノキシジルには血流改善効果があるので、
患部に直接塗って薄毛の改善をはかります。

 

なお、「リアップ」はドラッグストアやインターネットでも購入できますが、
病院で処方されるものとは濃度が異なります。
当然、病院で処方される「リアップ」のほうが濃度は高く、効果も高いものです。

 

 

この薬の副作用には、頭痛、動悸
胸の痛み、塗布した部分のかぶれ、かゆみなどがあります。

 

とくに高血圧や心臓疾患のある人は、
必ず医師の指示に従って使い、異常があらわれたときはすぐに相談しましょう。

 

 

病院では飲み薬と塗り薬を併用したり、ほかに漢方薬を処方することもあります。

 

いずれにしても、患者の薄毛の状態や原因をよくチェックしたうえで
出された処方ですから、指示を守って根気強く治療を続けましょう。

 

 


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